2009年03月30日

太陽電池

太陽光を電気に直接変換する装置で、地球温暖化を防ぐ技術として近年特に注目されている。
現在の主流はシリコン半導体型の太陽電池で、変換効率は10%〜20%程度のものが多い。構造はPN接合半導体、電極、反射防止膜からなる。PN接合半導体に光が当たると電流が発生する。発光ダイオードが光る逆のプロセスである。
問題点は火力発電などと比較して2,3倍となるコストである。
これを解決するため、薄膜型、化合物型、色素増感型などの開発が進んでいる。
一例として薄膜型を説明する。通常のシリコン半導体型は、厚さが数百μm以上で通常の半導体と同様にシリコンインゴットから切り出すため太陽光発電用としては品質が過剰で無駄が多かった。それに対し、薄膜型では融液から直接薄膜を成形するため歩留まりが良く、量産にも向いている。また紙のように湾曲させることができるものも開発されている。
posted by pecom at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月24日

排ガス再循環(EGR, Exhaust Gas Recirculation)

車のエンジンなどで燃焼後の排ガスを再び燃焼室に送ることで、主に以下の効果を期待して導入させる。
1.NOxの低減
酸素の少ない排ガス燃焼室に送ることで燃焼温度を低下させNOxの発生を抑える。
2.燃費の向上
ガソリンエンジンにおいて排ガスを送ることにより、部分付加時にスロットルバルブの開度を大きくすることができ、ポンピングロスが低減するため燃費が向上する。大量の排ガスを利用する場合にはノッキングを起こさないように冷却能力を高めるなどの必要がある。
posted by pecom at 20:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 技術キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

二酸化炭素貯留技術(CCS, Carbon Capture and Storage)

主に、火力発電所等で発生する大量の二酸化炭素を地中等に封入する技術のことで、温室効果ガスの排出を大規模に抑制できるため現在注目を集めている。石炭火力発電では特に多くの二酸化炭素を排出するため相性の良い技術と考えられる。
二酸化炭素の分離方法としては、アミン溶液や炭酸カリウム水溶液を用い二酸化炭素を吸収する方法、ガスを圧縮、冷却することで二酸化炭素を分離回収する方法などがある。実証実験段階での回収率は90%を超える。
回収された二酸化炭素は地中や海底に液体などとして貯蔵する方法が考えられている。また、回収した二酸化炭素を油田に送り込み、内部の圧力を上げることにより石油の採掘率を上げる取り組みも実際に行われている。また封入した二酸化炭素を再び空気中に戻さないための検証などが必要である。
問題点としては設備が大規模で費用がかかることがあげられ、多くの国が国家プロジェクトとして技術開発に取り組んでいる。
posted by pecom at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

ITS

ITSとはIntelligent Transport System(高度道路交通システム)のことで、ITを用いた道路交通システムを改善するもの。世界的に開発が行われているが、日本では主に交通事故をなくすこと、渋滞をなくすこと、交通を快適にすることを目的としている。以下に主要な個別技術を挙げる。
VICS:道路の渋滞情報や事故情報、速度標識、パーキングエリアの空き情報などをカーナビゲーションと連携して運転者に知らせる。情報のやりとりは無線で行い、主に光ビーコン、電波ビーコン、FM放送などが使用される。
ETC:高速道路料金を無線通信によりノンストップで払うことができる技術。
ASV:先進安全自動車のことで、多くの技術が開発されている。代表的なものとしては、自動車間や自動車-歩行者間で自動通信を行い事故の危険性があるときに警告や制動制御を行うもの。事故をなくすための技術として注目されているが、全ての車や歩行者などが通信装置を設置することが条件となる。車単体の技術としては、ESC横滑り防止装置など多くの情報を処理することにより車の挙動を制御する技術が登場している。
タグ:ASV ETC ITS VICS esc
posted by pecom at 06:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

ラピッドプロトタイピング

ラピッドプロトタイピングとは光造形に代表される成形法で、製品の試作段階で利用されることが多く、主に樹脂製品を扱う。光造型の原理は、紫外線を照射すると硬化する樹脂を使用し、3Dモデルデータを輪切りにした形状を何層も積み重ねて成形を行う。他の成形法に比べて製作までの時間が短く、試作品の検討に向いているが、一般的に使用される紫外線硬化性樹脂はもろく、主に概観の確認に使用する。最近では、ABSに準じる特性を持った樹脂も登場し、剛性や強度検討にもある程度対応できるようになった。またこれまでは携帯電話などの小型の成形が多かったが、車のバンパーなど大型の成形品も対応できるようになった。設計開発期間の短縮に伴い今後更に利用が進むと見られる。また成形の特性上、射出成形では不可能な形状も作成できるため、少量ではあるが製品製造用途にも利用が進むと見られる。追記
posted by pecom at 05:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。